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ADHD・ASDの方が「続けられる仕事」の特徴とは?A型事業所でできること——札幌・ToTeTuの現場から

コラム

ADHD・ASDの方が「続けられる仕事」の特徴とは?A型事業所でできること——札幌・ToTeTuの現場から

結論を3行で

1. ADHDとASDは「詰まりやすい場面」が異なるため、合う仕事の特徴も少し違う。

2. 両方に共通して「続けやすい環境」には、指示がテキストで残る・体調の波を許容する・実務で達成感を積める、という3条件がある。

3. 札幌・ToTeTuでは、聴覚過敏への席配慮や、事務代行業務でのチャット指示運用など、特性に合わせた対応を行っている。

「自分に向いている仕事があるとしたら、どんな仕事だろう」

発達障害の診断を受けた方や、ADHD・ASDの傾向があると感じている方が、働き方を考え直すときに行き着く問いです。「どこに行っても続かない」という経験を重ねてきた方ほど、この問いに慎重になります。

この記事では、ADHDとASDそれぞれの特性別に「続けられる仕事の特徴」を整理し、札幌のA型事業所・ToTeTuで実際にどんな対応をしているかをお伝えします。「特性と環境のミスマッチ」については「発達障害で仕事が続かない」と感じたら?続けられる環境の探し方と、札幌のA型事業所・ToTeTuという職場で詳しく触れているので、あわせてご覧ください。

ADHDとASDで「仕事が続かない」場面は少し違う

発達障害といっても、ADHDとASDでは「どこで詰まるか」が異なります。自分の特性がどちらに近いかを整理しておくと、「続けられる仕事の条件」を考えやすくなります。

ADHDが詰まりやすい状況——切り替え・忘れ・時間管理

ADHDの特性は、注意の維持・切り替え・衝動のコントロールに関わります。仕事の場面では次のような状況で詰まりやすくなります。

複数の業務を同時に抱えたとき、どれから手をつければいいかわからなくなる。口頭で伝えられた指示を、別の作業に移っている間に忘れてしまう。締め切りが遠いと後回しにしてしまい、直前に焦る。興味が持てない単純作業が続くと、集中が途切れてミスが増える。

これらは「不注意」や「やる気がない」ではなく、脳の注意制御の特性から来ています。本人は何度も「次こそ気をつけよう」と思っているのに、同じパターンが繰り返されます。

ASDが詰まりやすい状況——曖昧な指示・感覚過敏・急な変更

ASDの特性は、コミュニケーションのパターン・感覚の処理・見通しへの強いニーズに関わります。仕事の場面では次のような状況で詰まりやすくなります。

「臨機応変に」「いい感じで」という曖昧な指示を受けたとき、何をすればいいかわからず動けなくなる。急な予定変更や業務の割り込みが重なると、混乱してパフォーマンスが落ちる。オフィスの雑音・照明・においなどの感覚刺激が積み重なり、気づかないうちに消耗している。

「空気を読んで動く」ことが求められる職場では、業務そのものよりも「周囲の意図を読み解くこと」にエネルギーを使い果たしてしまいます。

ADHDに合いやすい仕事の特徴

短いサイクルで完結する作業がある

ADHDの方は、長期にわたる大きなプロジェクトよりも、「今日中にこれを終わらせる」という短いサイクルで完結する作業のほうが集中しやすい傾向があります。

データ入力・書類整理・特定のページの更新作業など、1件ずつ完結していく業務は、「終わった」という達成感を小刻みに得られるため、集中を維持しやすくなります。逆に「いつ終わるかわからない」業務が続くと、モチベーションが維持しにくくなります。

進捗が見える・記録が残る仕組みがある

「何をどこまでやったか」が視覚的に確認できる仕組みは、ADHDの方に特に有効です。口頭でのやり取りだけで業務が進む職場では、「言った・言わない」のトラブルや、指示の抜け漏れが起きやすくなります。

チャットや業務管理ツールで指示や進捗が記録されていると、「さっき何を頼まれたっけ」と迷う場面が減り、業務に集中しやすくなります。

ASDに合いやすい仕事の特徴

指示が明文化されていて曖昧さが少ない

ASDの方にとって、指示の曖昧さは単なる「わかりにくさ」ではなく、大きなストレス源になります。「なんとなくやっておいて」「前回と同じ感じで」という指示を受けたとき、何をどの程度すればいいかが読み取れず、過剰に確認してしまったり、逆に動けなくなったりします。

「何を・どのように・いつまでに」が明示された業務環境では、確認のコストが下がり、業務そのものに集中しやすくなります。マニュアルや手順書が整備されている職場も、ASDの方にとっては働きやすい条件の一つです。

感覚負荷を自分で調整できる環境がある

感覚過敏はASDに多く見られる特性の一つです。音・光・においなどの感覚刺激が一般的な職場環境に比べて強く入ってくる場合、それだけで疲弊が蓄積していきます。

感覚負荷を自分でコントロールできる手段がある職場——たとえばイヤフォンの使用が認められている、席の配置を調整できる、個人作業の時間が確保されている——は、ASDの方が安定して働き続けるうえで重要な条件になります。

ADHD・ASD両方に共通する「仕事を続けやすい環境」の3条件

ADHDとASDで詰まりやすい場面は異なりますが、「仕事を続けやすい環境」には共通する条件があります。

指示や記録がテキストで残る

口頭での指示が中心の職場では、ADHDの方は「聞いたのに忘れた」、ASDの方は「何を意図しているのか読み取れなかった」という問題が起きやすくなります。

テキストで指示が届き、いつでも見返せる環境は、どちらの特性にも有効です。確認のために何度も人に聞きに行かなくて済むため、対人負荷も下がります。

体調の波を許容する仕組みがある

発達障害の方の多くは、体調・気力の波が大きくなりやすい傾向があります。「今日は無理かも」という朝に、どう動けるかが長く続けられるかどうかを左右します。

「一度休んだら行きにくくなる」という雰囲気がない職場、欠勤連絡の方法が柔軟な職場は、波があっても立て直しやすくなります。体調の波との付き合い方については、「今日は無理かも」と思った朝、どうすればいい?札幌・就労継続支援A型ToTeTuの、休みの取り方と1日の過ごし方でも整理しています。

実務を通じて小さな達成感を積める

「自分にもできることがある」という感覚を取り戻すことが、長く働き続けるための土台になります。練習的な作業ではなく、誰かの役に立つ実務に関わることで、「終わった」「納品できた」という達成感が積み上がっていきます。

この積み重ねが、「次も来よう」という通所の動機につながります。

札幌市東区のA型事業所・ToTeTuでは発達障害の方に実際にどう対応している?

ToTeTuでは、特性に応じた配慮をいくつか設けています。事業所全体に共通するものと、業務ごとに異なるものがあるため、具体的に整理します。

事務代行・記帳代行の業務ではチャットで指示が届く

ToTeTuの事務代行・記帳代行の業務では、業務指示をチャットツールで行っています。指示内容がテキストで残るため、「何を頼まれたか忘れた」「指示の意図がわからなかった」という場面が起きにくい設計です。

ただし、これはすべての業務に共通しているわけではありません。Web制作・デザイン・映像制作など他の業務については、見学・体験の場で実際の指示運用を確認することをお勧めします。

ToTeTuの事務代行業務の内容について詳しくは、札幌で事務代行・記帳代行の仕事ができるA型事業所を紹介!仕事内容やメリットを解説をご覧ください。

聴覚過敏の方はイヤフォン使用と席の配慮あり

ToTeTuでは、聴覚過敏のある方に対して、業務中のイヤフォン使用を認めています。また、席の配置についても、個別の状況に応じて相談できます。

「オフィスの音が気になって集中できない」「周囲の話し声が頭に入ってくる」という方にとって、イヤフォンを使える環境は作業の質に直接影響します。「使っていいか聞くのが気まずい」と感じる方も多いですが、ToTeTuでは最初から認められている配慮のひとつです。

デスクワーク中心で感覚負荷が調整しやすい

ToTeTuの業務はPC作業・デスクワークが中心です。立ち作業・接客・大人数の現場作業といった環境刺激が多い業務はありません。

静かに画面に向かえる環境は、感覚過敏のある方や、対人負荷を下げたい方にとって、通い続けやすい条件の一つになります。

ADHD・ASDなど発達障害とToTeTuでの仕事の関係についてよくある疑問

Q1. ADHDとASDが両方ある場合、どう考えればいいですか?

ADHDとASDは合併していることも多く、その場合は両方の特性が仕事に影響します。「自分がどの状況で特に詰まりやすいか」を振り返って、優先順位の高い条件から職場環境を確認していくのが良いでしょう。札幌のA型事業所・ToTeTuでは、見学の場でスタッフに特性を伝えていただければ、環境への配慮について一緒に確認できます。

Q2. 特性を事前に伝えた方がいいですか?

ToTeTuの見学・体験の段階で伝えていただくと、配慮の内容を具体的にお伝えしやすくなります。ただし、見学時に「全部話さないといけない」ということはありません。「感覚過敏があります」「口頭指示が苦手です」という程度でも、配慮の方向性を確認できます。

Q3. 発達障害の診断がなくても見学できますか?

ToTeTuの見学は診断の有無に関係なく申し込めます。ただし、A型事業所を正式に利用するには受給者証が必要です。

ADHD・ASDの特性に合う環境を、札幌のA型事業所ToTeTuの見学で確かめよう

ADHDとASDで「続けられる仕事の特徴」は重なる部分も、異なる部分もあります。共通しているのは、指示がテキストで残る・体調の波を許容できる・実務で達成感を積める、という3条件です。

札幌市東区のA型事業所・ToTeTuでは、聴覚過敏の方へのイヤフォン使用・席の配慮、事務代行業務でのチャット指示運用、デスクワーク中心の静かな環境といった対応を行っています。「自分の特性に合うかどうか」は、実際に見学・体験で確かめるのが一番確実です。

ToTeTuでは見学・体験のお申し込みを随時受け付けています。電話(011-788-6567、平日10〜17時)またはお問い合わせフォームからご連絡ください。

見学・体験の進め方について、詳しくはこちら

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