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「発達障害で仕事が続かない」と感じたら?続けられる環境の探し方と、札幌のA型事業所・ToTeTuという職場

コラム

「発達障害で仕事が続かない」と感じたら?続けられる環境の探し方と、札幌のA型事業所・ToTeTuという職場

結論を3行で

1. 発達障害で仕事が続かないのは「努力不足」ではなく、特性と環境のミスマッチが原因である可能性が高い。

2. 続けられる環境には「曖昧な指示がない」「体調の波を許容する仕組みがある」「実務で自信を積める」という共通点がある。

3. 札幌のA型事業所・ToTeTuは、チャットでの指示運用や大手企業の実案件など、発達障害の特性に配慮した仕組みを持っている。

発達障害で仕事が続かないのは、あなたのせいではない

「また辞めてしまった」

転職を繰り返すたびに、そんな言葉が頭の中をぐるぐると回ることがあるかもしれません。「自分には向いている仕事がないのかもしれない」「もう働くこと自体が難しいんじゃないか」——そこまで追い詰められている方もいるでしょう。

ただ、少し立ち止まって考えてほしいことがあります。

発達障害のある方が仕事を続けにくい背景には、多くの場合「特性と環境のミスマッチ」があります。これは脳の特性がもたらすもので、努力や根性で解決できる問題ではありません。適切な環境と仕組みがあれば、同じ人がまったく違う働き方ができます。

文部科学省の調査(令和4年)によると、通常学級に在籍する児童生徒のうち、発達障害の可能性がある児童生徒は8.8%にのぼるとされています。(文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)」)

発達障害は珍しいことではありません。そして、仕事が続かない経験は、あなたの人格や能力の問題ではないのです。

「特性」と「環境」のミスマッチという考え方

ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)には、それぞれ特有の認知・行動パターンがあります。これは「欠点」ではなく、「特定の環境では機能しにくい特性」と捉えるほうが実態に近いです。

問題は特性そのものではなく、その特性に合わない環境にいることです。

たとえば、「指示は口頭で察してほしい」「場の空気を読んで動いて」という職場では、ASDの方は慢性的にストレスを抱えます。一方、指示が文字で明確に伝わる環境では、同じ特性を持つ方が高いパフォーマンスを発揮することがあります。

続かない理由を「自分の弱さ」に帰属していないか

「自分は意志が弱いから」「もっと頑張れば続けられたはず」——そう考えてしまうのは自然なことですが、それは正確ではありません。

発達障害の特性による困難は、本人の意志でコントロールできる範囲を超えていることが多い。ミスが多い・指示を聞き取れない・急な変更に対応できない、これらは「やる気の問題」ではなく、情報処理の仕方に関わる脳の特性から来ています。

まず「自分を責めること」をいったん手放してみてください。続けられない自分を責めるより、続けられる環境を探すほうが、ずっと建設的な方向に進めます。

発達障害のある人が仕事を続けにくい、よくある状況

具体的にどのような場面で詰まりやすいのか、整理しておきます。

口頭指示・曖昧なコミュニケーションが積み重なる

「さっきそう言ったじゃないか」「なんとなく分かるでしょ」「臨機応変に対応して」

こうした言葉が飛び交う職場は、ASDの特性を持つ方にとって非常に消耗します。暗黙のルールや曖昧な指示を読み解くことに膨大なエネルギーを使い、業務そのものに集中できなくなる。気づいたときには疲弊しきっている、というパターンが少なくありません。

ADHDの方の場合、長い口頭説明を記憶し続けることが難しく、「聞いたつもりだったのに覚えていない」というミスが重なります。これは記憶力の問題ではなく、作業記憶の特性によるものです。

感覚過敏・疲れやすさが見えにくいストレスになる

オープンオフィスの雑音、蛍光灯のちらつき、大人数の打ち合わせ——これらが感覚過敏のある方にとっては、仕事の質を下げる要因になります。

外からは「普通に仕事している人」に見えても、内側では相当なエネルギーを消費している。その消耗が蓄積して、突然出勤できなくなる日が来る。周囲からは「突然どうしたんだろう」と見えますが、本人にとっては少しずつ積み上がってきた限界点です。

「また迷惑をかけた」という繰り返しの自己否定

ミスをするたびに謝り、その度に自己評価が下がる。「自分はこの職場に向いていない」「どこに行っても同じかもしれない」という考えが固まっていく。

この自己否定の積み重ねが、次の就職へのエネルギーを奪います。転職回数が増えるほど履歴書が埋まり、「もうどこにも雇ってもらえない」という焦りが生まれます。

一般的な職場とのミスマッチ:何が違うのか

一般的な職場でよくある状況発達障害の特性との関係
口頭・雰囲気での指示が多いASD:曖昧さに消耗。何度も確認するとうるさがられる
急な予定変更・マルチタスクADHD・ASD:切り替えに時間がかかる / 優先順位の整理が難しい
大人数の会議・雑談が多い感覚過敏・対人疲労で消耗が大きい
残業・突発対応が当たり前体調管理・見通しの立てにくさが重なる
「空気を読む」文化暗黙のルール解読にエネルギーを使い、業務に集中できない
成果が長期的にしか見えない短期のフィードバックがないと、自己評価が下がりやすい

発達障害の方が「仕事を続けられる環境」をどうやって探すか?

「どうせまたダメになる」と思う前に、「どんな環境なら続けられるか」を考える視点に切り替えることが重要です。

特性と合う仕事の軸を考える

「何が得意か」よりも先に「どんな状況が苦手か」を整理するほうが、環境選びではうまくいきます。

たとえば、「口頭指示が苦手」なら、チャットや文字ベースでのやり取りが多い職場。「突発対応が苦手」なら、ルーティンワーク中心の業務。「感覚過敏がある」なら、静かな環境や少人数の職場。特性に対する「逃げ道」を事前に設計できる職場かどうか、が長続きの鍵になります。

支援を受けながら試せる場所がある

「いきなり一般企業に就職するのが怖い」という方も多いはずです。就労には、一般雇用・障害者雇用のほかに、就労継続支援A型・B型という選択肢もあります。

A型は雇用契約を結ぶため最低賃金が保証され、就労支援員のサポートを受けながら働けます。「練習の場」というよりも「本物の仕事の場」として使えます。

一般雇用・障害者雇用・A型事業所の違いを整理

制度雇用形態支援のあり方向いている方
一般雇用通常の労働契約職場内サポートのみ特性への配慮なしでも続けられる方
障害者雇用通常の労働契約(障害への配慮あり)定期的な相談窓口あり手帳を持ち、配慮を求めながら働きたい方
就労移行支援雇用契約なし(訓練)毎日のサポートありまず就職スキルを身につけたい方
就労継続支援A型雇用契約あり・最低賃金保証就労支援員が常駐働きながら支援を受けたい方
就労継続支援B型雇用契約なし(工賃制)支援が手厚いまず就労リズムを取り戻したい方

札幌のA型事業所・ToTeTuが考える「続けられる働き方」

当事業所では、発達障害の特性を持つ方が続けやすい仕組みをいくつか設計しています。よくある職場との違いを具体的にお伝えします。

チャットツールでの指示運用——口頭が苦手でも大丈夫

たとえばToTeTuの事務代行・記帳代行の仕事では、業務指示をチャットツールで行います。口頭で「さっきそう言ったよね」という状況が起きにくく、指示内容をいつでも見返せます。

「何を言われたか分からなかったけど確認できなかった」というストレスが、仕組みの段階で減る。これは一般企業にはほとんどないことです。ASDやADHDの方にとって、この差は意外なほど大きく効いてきます。

実案件での実務経験——「練習」ではなく「本物の仕事」

ToTeTuでは、Web制作・システム開発・デザイン・映像制作・事務代行・記帳代行・EC販売など、大手企業から受注した実案件を担当します。

「A型事業所は内職レベルの仕事しかない」というイメージを持っている方もいますが、当事業所では職歴として書ける実務経験を積むことができます。「自分にもできることがある」という感覚が少しずつ回復することが、長く続けられる土台になります。

体調の波と付き合いながら通所できる仕組み

発達障害の方の多くは、体調・気力の波があります。「今日は無理かも」という朝に、どう対処できるかが続けられるかどうかを左右します。

ToTeTuでは、体調不良時の欠勤連絡の方法について、事前に個別に話し合います。また、「体調に波があることは特別なことではない」という雰囲気が事業所内にあるため、「一度休んだら行きにくくなる」という心理的なハードルが下がります。

詳しい通所の仕組みについては、「今日は無理かも」と思った朝、どうすればいい?ToTeTuの休みの取り方と1日の過ごし方もあわせてご覧ください。

ToTeTuで「発達障害があっても続けられた」背景にある仕組み

見学・体験から始められるので、いきなり決断しなくていい

「見学に行ったら、そのまま契約しないといけないのでは」という不安を持つ方が多くいます。

ToTeTuの見学は、質問がなくても大丈夫です。「雰囲気を見るだけ」でも構いません。見学から体験、そして通所へのステップは、自分のペースで進められます。「ここなら続けられそうだ」という感触を自分で確かめてから、次のステップを考えると良いでしょう。

見学の具体的な進め方については、「見学で質問できないと印象が悪くなる?」札幌のA型事業所ToTeTuの、ハードルを下げた見学の進め方で詳しくご説明しています。

また、「長いブランクがあって今さら…」と思っている方には、ブランクが長くてもA型事業所は利用できる?久しぶりに働き始める人に伝えたいことが参考になるかもしれません。

個別支援計画で「自分に合った量とペース」を調整できる

A型事業所では、利用開始後に個別支援計画を立てます。「どの業務から始めるか」「どんなサポートが必要か」を職員と一緒に決めていきます。

最初から100%で動く必要はありません。体調や特性に合わせてスタートし、少しずつ調整していく。それができる仕組みがあること自体が、一般雇用との大きな違いです。

発達障害をお持ちの方がA型事業所を利用する際のよくある質問

Q. 発達障害の診断書がないと、A型事業所は利用できませんか?

A型事業所の利用には、障害福祉サービスの受給者証が必要です。受給者証を取得するには市区町村への申請が必要ですが、必ずしも「発達障害」という診断名が必要なわけではありません。精神科・心療内科への受診歴や、医師の意見書等が関係してきます。詳細はお住まいの市区町村の窓口やハローワーク、相談支援員にご確認ください。当事業所でも見学時に流れをご説明しています。

Q. 「グレーゾーン」と言われている場合でも、見学できますか?

はい、見学は可能です。見学は「利用を決めるかどうか」を確認する場ですので、診断の有無は関係ありません。ただし、正式に利用を開始するには受給者証が必要になります。「自分が対象になるか分からない」という段階でも、まずご相談いただいて問題ありません。

Q. 見学はどんな雰囲気ですか?緊張しますか?

ToTeTuの雰囲気は、福祉施設というよりもオフィスに近いです。職員や利用者と過ごす時間もありますが、質問を求めたり、会話を強制したりはしません。「ただ見てるだけ」で終わっても大丈夫です。見学の前後に不安なことがあれば、メールや問い合わせフォームでご連絡いただくことも歓迎しています。

発達障害で仕事を続けられない自分を責めずに札幌のA型事業所・ToTeTuで一歩を踏み出そう

「発達障害で仕事が続かない」という経験は、あなたの意志や能力の問題ではありません。多くの場合、特性と環境のミスマッチが原因です。

続けられる環境には、いくつかの共通点があります。指示が明確で曖昧さが少ない。体調の波を許容できる仕組みがある。実務経験を通じて少しずつ自信を取り戻せる。そうした条件が揃っている場所で、はじめて「続けられた」という経験ができます。

ToTeTuは、札幌市東区にある就労継続支援A型事業所です。IT・Web・AI・デザイン・映像・事務代行・記帳代行・EC販売という、今の時代に必要なスキルが身につく実案件に取り組みながら、雇用契約で最低賃金が保証される働き方ができます。

「自分に合う場所があるかどうか、まず見てみたい」という方は、見学・体験からお気軽にご連絡ください。質問がなくても、事前に何かを決めていなくても、大丈夫です。

ToTeTu 見学のお申し込み・お問い合わせはこちら

  • 電話:011-788-6567(対応時間:平日10〜17時)
  • 問い合わせ:お問い合わせフォーム
  • 所在地:札幌市東区北14条東7丁目1-36 マサハルビル2階(地下鉄東豊線「東区役所前駅」2番出口より徒歩3分)

ADHDとASDそれぞれの特性に合う仕事の条件を詳しく知りたい方は、ADHD・ASDで「続けられる仕事」の特徴とは?A型事業所でできること——札幌・ToTeTuの現場からもあわせてご覧ください。

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