結論を3行で
1. A型事業所での経験は雇用契約がある以上、履歴書の職歴として記載できる。書ける内容の濃さは業務内容によって変わる。
2. 実案件業務は使用ツール・担当範囲・納品実績を具体的に書けるため、面接での説明がしやすくなる。
3. ToTeTuでは事務代行・映像制作・EC販売の実案件業務を通じて実務経験を積むことができ、一般就労への移行実績もある。
「A型事業所にいた期間は、履歴書に書けるのだろうか」
A型事業所を検討している方や、現在通所している方が抱えやすい疑問です。「福祉サービスを利用していたことが履歴書に書けるのか」「書いたとして、採用担当者にどう見られるのか」——そういった不安を持ちながら、次のステップをどう考えればいいか迷っている方は少なくありません。
この記事では、A型事業所での経験が履歴書にどう書けるか、業務内容によって何が変わるかを整理します。ToTeTuで実際に積める経験と、一般就労への足がかりとしての考え方もあわせてお伝えします。
A型事業所での経験は履歴書に書けるのか

雇用契約がある以上、職歴として記載できる
就労継続支援A型は、事業所と利用者が雇用契約を結ぶ形態です。雇用契約がある以上、その期間は職歴として履歴書に記載できます。これは一般企業でのアルバイトや派遣社員と同じ扱いです。
「福祉サービスだから職歴にならない」という思い込みは誤りです。A型事業所での就労期間は、正当な職歴として記載して問題ありません。
書ける内容の濃さは業務内容によって変わる
ただし、履歴書に書ける内容の具体性は、どんな業務をしていたかによって大きく変わります。
「就労継続支援A型事業所にて就労」という記載と、「就労継続支援A型事業所にて、企業から委託された記帳代行・データ入力業務を担当」という記載では、採用担当者に伝わる情報量がまったく異なります。業務内容が具体的であればあるほど、面接での説明がしやすくなります。
A型事業所での「履歴書に書ける経験」と「書きにくい経験」の違い

業務の具体性が高いほど説明しやすくなる
採用担当者が履歴書を見るとき、「この人は何ができる人か」を読み取ろうとします。業務内容が抽象的だと、その判断がしにくくなります。
たとえば「軽作業を行っていました」という記載は、具体的にどんなスキルがあるかを伝えにくい表現です。一方、「企業から委託されたEC販売業務を担当し、商品撮影・出品・在庫管理・発送までを一貫して行いました」という記載は、業務の流れと担当範囲が伝わります。
使用したツール・担当した業務の範囲が書けるかどうか
履歴書・職務経歴書で具体性を出しやすい要素として、使用ツールと担当範囲の2つがあります。
使用ツールとは、Excelでの集計・Photoshopでのデザイン・Premiere Proでの動画編集といった、具体的なソフトウェアや機器の名称です。担当範囲とは、「出品から発送まで一貫して担当」「月次の仕訳入力を担当」といった、業務のどの部分を任されていたかです。
実案件業務では、これらを自然に書ける経験が積み上がります。
札幌市東区のA型事業所・ToTeTuの実案件業務で積める経験と、履歴書への書き方例

ToTeTuで実際に受注している業務ごとに、履歴書への書き方の例を整理します。
事務代行・記帳代行の場合
企業から委託された事務代行・記帳代行業務では、領収書の整理・データ入力といった業務を担当します。
履歴書・職務経歴書への書き方例としては、「企業から委託された記帳代行業務を担当。会計ソフトを使用したデータ入力を行う」「事務代行業務として、領収書の整理・データ入力を担当」といった形になります。会計ソフトの操作実績として記載できるため、事務職を目指す方には有効な経験になります。
ToTeTuの事務業務について詳しくは、札幌で事務代行・記帳代行の仕事ができるA型事業所を紹介!仕事内容やメリットを解説をご覧ください。
映像制作・デザインの場合
Premiere Pro・After Effectsを使った動画編集や、Photoshop・Illustratorを使ったデザイン制作を担当します。完成した映像・デザインはクライアントに納品されます。
履歴書・職務経歴書への書き方例としては、「Premiere Proを使用した動画編集業務を担当。クライアントへの納品実績あり」「Photoshop・Illustratorを使用したデザイン制作を担当」といった形になります。使用ソフト名を明記できるため、クリエイティブ系職種を目指す方には実績として示しやすい経験です。
EC販売の場合
商品の清掃・検品・撮影・出品・在庫管理・発送まで、EC販売に関わる一連の業務を担当します。
履歴書・職務経歴書への書き方例としては、「EC販売業務を一貫して担当。商品撮影・オークションサイトへの出品・在庫管理・梱包発送までを担当」といった形になります。業務の流れが一連で完結しているため、担当範囲を具体的に示しやすい経験です。
ToTeTuでは、就職活動サポートとして履歴書作成のお手伝いや面接対策を行っています。
詳しくは、A型事業所から一般就労へ——札幌・ToTeTuの就職活動サポートについて解説の記事をご覧ください。
札幌のA型事業所・ToTeTuでの経験を一般就労への足がかりにするという考え方

ToTeTuから一般就労に移行した実績がある
ToTeTuでは、通所を経て一般就労に移行した方の実績があります。A型事業所での実務経験が、次のステップへの土台になったケースです。
「A型事業所はゴールではなく、次への準備の場」として活用できます。ただし、一般就労への移行を目指すかどうかは人それぞれです。A型事業所での就労を長期的に続けることも、一つの選択肢として尊重されます。
業務経験の積み上げが次のステップを選びやすくする
「将来どんな仕事をしたいか」がまだ漠然としている段階でも、実案件業務に関わることで、自分の適性や興味が見えてきます。事務作業が向いているか、映像・デザインが面白いと感じるか、EC販売の流れが自分に合っているか——実際にやってみてはじめてわかることがあります。
その経験の積み重ねが、次の進路を選ぶときの判断材料になります。「A型で積んだ経験を活かして、次はこういう仕事に就きたい」という具体的なイメージを持ちやすくなります。
実案件については、A型事業所の「実案件」って何?札幌・ToTeTuの業務の実際について解説もあわせてご覧ください。
A型事業所と一般就労の関係についてよくある質問
Q1. A型事業所に通っていたことを履歴書に書かなくてもいいですか?
職歴として記載するかどうかは本人の判断によります。ただし、空白期間が長くなると採用担当者から質問されることが多くなります。A型事業所での就労期間を職歴として正直に記載することは、決してマイナスではありません。具体的な業務内容を添えて記載することで、その期間に何をしていたかを説明しやすくなります。
Q2. 一般就労を目指さなくても、ToTeTuは利用できますか?
はい、一般就労を目指すかどうかに関わらず利用できます。A型事業所での就労を長期的に続けることも、一つの働き方として選択できます。「将来どうするか」をまだ決めていない段階でも、まず見学・体験から始めていただいて問題ありません。
Q3. 未経験でも実案件業務に入れますか?
はい、未経験の方はデータ入力・事務補助といった取り組みやすい業務からスタートできます。適性や習熟度に応じて業務の幅を広げていける仕組みがあります。「最初から全部できなくていい」という前提で業務設計がされています。
A型事業所での経験を次のステップに活かそう

A型事業所での経験は、雇用契約がある以上、履歴書の職歴として記載できます。書ける内容の濃さは業務内容によって変わり、実案件業務であれば使用ツール・担当範囲・納品実績を具体的に示せます。
ToTeTuでは、事務代行・記帳代行・映像制作・デザイン・EC販売の実案件業務を通じて、履歴書に書ける実務経験を積むことができます。一般就労への移行実績もあり、A型事業所での経験を次のステップへの足がかりにした方もいます。
A型事業所を選ぶときの視点については、札幌のA型事業所はどう選べばいい?業務内容で比較するときの5つの視点もあわせてご覧ください。
見学・体験のお申し込みはもちろん、「まずは電話で話を聞いてみたい」というお問い合わせも歓迎しています。見学の予約をする前の段階でも、お気軽にご連絡ください。
電話(011-788-6567、平日10〜17時)またはお問い合わせフォームのどちらか自分に合った方法でお問い合わせをお待ちしています。