「職場の人とうまくやれるだろうか」「休憩時間に何を話せばいいのか分からない」。働く場所を探すとき、仕事の内容より先に、人との関わりのほうが気にかかることがあります。
結論からお伝えします。職場での人との距離に、決まった正解はありません。仕事を進めるために必要なやりとりと、それ以外の関わりは、別のものです。仕事以外でどの程度他の人と関わりを持つかは、自分で決められます。
この記事では、働く場所での他の人との距離の取り方についてお伝えします。あわせて、札幌市東区のA型事業所・ToTeTuの利用者同士の関係についても触れます。
職場の人との関係や距離感に、決まった正解はない

まず、世の中に広まっている考え方を、前提のところからお伝えします。
「仲良くしなければいけない」という前提
職場では周りの人と打ち解けているほうがいい。そういう考え方に触れる機会は少なくありません。学校でも職場でも、人と親しくすることが望ましいという前提が置かれがちです。
けれど、これは働くための条件ではありません。仕事が成り立つために必要なのは、業務上のやりとりが通じることです。それ以上の親しさは、あってもなくても仕事は進みます。
仕事に必要なやりとりと、それ以外の関わりは別のもの
この2つを分けて考えると、気持ちが軽くなることがあります。
仕事に必要なやりとりは、業務の確認、分からないことの質問、報告といったものです。これは仕事の一部なので、必要なときにできればそれで足ります。
それ以外の関わりは、休憩時間の雑談、休日の予定を話すこと、私的な相談ごとなどです。こちらは仕事の要件ではありません。持ちたい人は持てばよく、持たない選択もあります。
前の職場で消耗した原因が、実は仕事ではなかったというケースも
働き続けられなかった経験があるとき、「仕事についていけなかった」と受け取ってしまうことがあります。
けれど、振り返ってみると消耗していたのは業務そのものではなく、その周りにあった人との関わりだった、という場合があります。飲み会、休憩時間の会話、断りにくい誘い。作業には支障がなかったのに、それ以外の場面で力を使い果たしていた、ということです。
もしそうであれば、次に探すべきは「仕事が楽な場所」ではなく「人との関わりの量を自分で決められる場所」ということになります。
仕事が続かなかった経験の受け止め方については、「発達障害で仕事が続かない」と感じたら?続けられる環境の探し方と、札幌のA型事業所・ToTeTuという職場でもお伝えしています。
職場で周りの人と距離を取ることは、失礼ではない

関わりを控えめにすることに、後ろめたさを感じる方がいます。このことについてお伝えします。
挨拶と業務のやりとりで足りる関係がある
朝に挨拶をして、必要なときに業務の話をして、帰るときに挨拶をする。それだけの関係は、冷たいものではありません。
同じ場所で働く人同士として、必要なやりとりが成り立っている状態です。相手を避けているわけでも、拒んでいるわけでもありません。
話しかけられたときに応じる、それだけでも成り立つ
自分から話題を切り出さなければいけない、ということもありません。
話しかけられたときに応じる。それで会話は成立します。自分から働きかける役割を引き受けなくても、関係は保てます。
休憩時間の過ごし方も、決まっていない
休憩は、体を休めるための時間です。人と話すための時間ではありません。
一人で過ごしたいときは一人で過ごす。話したい気分のときは話す。日によって変わってもかまいません。休憩の使い方に決まりを設ける必要はありません。
札幌市東区のA型事業所・ToTeTuの場合、利用者同士の距離感はどう?

ここまで、職場での人間関係についての一般論をお伝えしてきました。しかし、いくら人との距離感は自分で決められると言っても、職場の社員同士の距離が全体的に近く、しかも長い間その雰囲気が固定されている場合はなかなか厳しいですよね。ここからは、「人との距離感が近すぎない職場の雰囲気」がある札幌のA型事業所・ToTeTuの実際についてお伝えします。
利用者同士はフラットな関係です
ToTeTuで働く方々の関係は、フラットです。過剰に関わり合うことは求められていません。
作業は自分のペースで進められるものが中心です。誰かと足並みを揃え続けなければならない場面が、一日中続く形ではありません。
年齢による上下がありません
ToTeTuで働いている方の年齢層は、20代中盤から50代までと幅があります。
年齢に幅があるぶん、年齢によって関係に上下がつくことはありません。年下だから気を遣う、年上だから立てる、といった負荷がかかりにくい状態です。
年齢については、40代・50代からでもOK?——札幌のA型事業所・ToTeTuで年齢を気にせず働くということでもお伝えしています。
事業所内での作業には接客も電話対応もありません
ToTeTuの事業所内での業務には、接客も電話対応も含まれていません。
知らない人と急に話す場面や、相手の反応にその場で対応しなければならない場面が、事業所内での業務の中にないということです。人と接することそのものに負荷を感じる方にとって、この違いは小さくありません。
対人の負荷が少ない環境という点については、ブランクが長くてもA型事業所は利用できる?札幌・ToTeTuが、久しぶりに働き始める人に伝えたいことでも触れています。
業務上の連携と、私的な関わりは別のものです
ひとつ、補足しておきます。
ToTeTuの主力業務である事務代行・記帳代行では、はじめての方はペアで作業を進めます。人と組む場面があるということです。
ただしこれは、仕事を進めるための連携です。親しくなることを求めるものではありません。業務のやりとりが通じていれば成り立つ関係で、その先の距離をどう取るかは、この記事でお伝えしてきた通り、自分で決められます。
業務内容と勤務の形
ToTeTuは札幌市東区にあり、地下鉄東豊線「東区役所前」駅から徒歩3分の場所にあります。
主力の業務は事務代行・記帳代行です。このほか、動画制作・デザイン、ECサイトでの販売やオークションへの出品、軽作業などの業務があります。勤務は週5~6日、1日4.5時間です。
ToTeTuが集中できる作業環境かどうかについては、
集中して作業できるA型事業所かどうかを見学でどう見分けるか——札幌・ToTeTuの作業環境
の記事で詳しくお伝えしています。
札幌のA型事業所・ToTeTuでの利用者同士の距離感は見学で確かめよう

この記事でお伝えしてきたことをまとめます。
職場での人との距離に、決まった正解はありません。仕事に必要なやりとりと、それ以外の関わりは別のものです。挨拶と業務の会話で足りる関係もありますし、休憩時間を一人で過ごすことも、選び方のひとつです。
ToTeTuでは、利用者同士がフラットな関係で、過剰に関わり合うことは求められていません。年齢による上下もなく、業務に接客や電話対応も含まれていません。
とはいえ、その場の空気は文章では伝わりにくいものです。実際にどんな距離感で人が働いているかは、見学で見ていただくのがいちばん確かです。
ToTeTuの見学は、パンフレットをもとにした説明のあと、事業所の中をご覧いただく流れです。所要時間は30分程度で、質問が思いつかなくても問題ありません。見学の進め方については、「見学で質問できないと印象が悪くなる?」札幌のA型事業所ToTeTuの、ハードルを下げた見学の進め方をご覧ください。
見学の申し込みは、電話(011-788-6567/平日10時〜17時)のほか、ホームページのフォームからも受け付けています。文章を整えてから送りたい方は、フォームをご利用ください。また、「見学予約まで気持ちが進まないからまずは電話で話だけでも聞いてみたい」というお問い合わせもお待ちしています。