「間違えたらどうしよう」「分からないことがあっても、聞ける雰囲気ではなかった」。前の職場でそうした経験をした方にとって、次の働き先を考えるときに気になるのは、仕事の内容そのものより、その仕事をどう進めるのかという点かもしれません。
結論からお伝えします。仕事の進め方には、一人で最後まで担当する形と、途中に確認が入る形があります。そして、どちらが合うかは、その人の能力の問題ではありません。職場がどちらの仕組みを採っているかという問題です。
この記事では、確認が仕組みに入っている仕事の進め方についてお伝えします。あわせて、札幌市東区のA型事業所・ToTeTuの事務代行・記帳代行で、はじめのうちはペアで作業する体制をとっている理由についても触れます。
仕事の進め方には、一人で完結する形と、確認しながら進む形がある

同じ業務内容でも、職場によって進め方は違います。まず、その違いをお伝えします。
一人で最後まで担当する進め方
仕事を一人で受けて、一人で仕上げ、一人で提出する形です。裁量が大きく、自分のペースで進められます。
しかし、一人で最後まで担当する進め方は、途中で分からないことが出てきたときに止まりやすい形でもあります。誰かに聞くという行為そのものに負荷を感じる場合、聞けないまま時間だけが過ぎることがあります。そして、間違いが見つかるのは提出したあとになります。
途中に確認が入る進め方
作業の途中や完成前に、別の人が内容を見る形です。
この形では、認識のずれが完成前に見つかります。「これで合っているのか」と迷ったまま最後まで進める場面が減ります。聞くという行為が個人の判断に委ねられておらず、確認の場が最初から予定に入っている点が、先ほどの形との違いです。
どちらが合うかは、性格ではなく仕組みの問題
ここがいちばんお伝えしたい点です。
前の職場で仕事が続かなかったとき、「自分は確認してもらわないとできない人間だ」と受け取ってしまうことがあります。けれど、それは能力の話ではなく、単にその職場が一人で完結する進め方を採っていただけという話かもしれません。
同じ人が、確認の入る職場では問題なく働けることがあります。合う・合わないは、人と仕組みの組み合わせで決まります。
確認が仕組みに入っていると、何が変わるのか

では、確認の場が用意されている職場では、働く側にとって何が変わるのでしょうか。
分からないまま進めずに済む
確認の場が予定に入っていると、「今、聞いてもいいだろうか」と考える場面そのものが減ります。
聞くタイミングを自分で見つけなければならない職場では、質問すること自体が小さな決断の連続になります。確認が仕組みの一部になっていれば、その決断を毎回する必要がありません。
結果が一人の判断に集中しない
一人で完結する進め方では、仕上がりの責任がその人だけに向かいます。
複数の目が入る進め方では、仕事の品質を保つ役目を仕組みの側が担います。働く側から見ると、「自分がすべてを正しく判断しなければならない」という重さが下がることになります。
ずっと同じ体制が続くわけではない
ここも大事な点です。
確認の入る体制は、はじめての業務に取り組む段階で意味を持つものです。手順が身についてくれば、確認の位置づけも変わっていきます。
つまり、ずっと誰かに見てもらい続ける形ではありません。はじめの段階を支えるための体制です。この違いは、働く場所を選ぶときに確認しておきたいところだと思います。
札幌のA型事業所・ToTeTuでの仕事の進め方はどう?

ここからは、札幌市東区のA型事業所・ToTeTuで実際にどう仕事を進めているかをお伝えします。
事務代行・記帳代行では、はじめのうちはペアで作業する
ToTeTuの主力業務は、事務代行・記帳代行です。
この業務では、はじめての方はペアで作業を進めます。そのうえで、ダブルチェックを通してから仕上げます。これは、経験の浅い段階を支えるための体制です。
未経験からこの仕事を始める方にとって、最初から一人で判断する場面が続くのは負荷の大きい進め方です。ペアで進める形は、その負荷を下げるための仕組みとして用意されています。
外部から受けた実際の仕事だからこそ、確認を通す
ToTeTuの事務代行・記帳代行は、外部のクライアントから実際に依頼を受けた仕事です。
納品先がある仕事なので、仕上がりの品質を保つ必要があります。ダブルチェックは、そのために置かれている工程です。働く側を見張るためのものではなく、仕事として成立させるために必要な手順という位置づけです。
実際の依頼を受けた仕事に取り組むという点については、A型事業所の「実案件」って何?札幌・ToTeTuの業務の実際について解説で詳しくお伝えしています。
このほかの業務と、勤務の形
ToTeTuには、事務代行・記帳代行のほかに、動画制作・デザイン、ECサイトでの販売やオークションへの出品、軽作業などの業務があります。
勤務は週5~6日、1日4.5時間の固定制です。場所は札幌市東区、地下鉄東豊線「東区役所前」駅から徒歩3分です。
これらの業務を通じて履歴書に書ける経験を積むという考え方については、A型事業所で「履歴書に書ける実務経験」を積むという考え方——札幌・ToTeTuの実案件業務でお伝えしています。
札幌のA型事業所・ToTeTuの仕事の進め方をもっと知りたい方は見学へおいでください

この記事でお伝えしてきたことをまとめます。
仕事の進め方には、一人で最後まで担当する形と、途中に確認が入る形があります。前の職場で続かなかったとしても、それは能力の話とは限りません。職場が採っている仕組みとの組み合わせの問題であることがあります。
ToTeTuの事務代行・記帳代行では、はじめての方はペアで作業を進め、ダブルチェックを通します。これは経験の浅い段階を支えるための体制で、ずっと同じ形が続くものではありません。
事務の仕事に自信が持てないと感じている方には、「事務職に就きたいけど自信がない」あなたへ。札幌のA型事業所・ToTeTuで身につく、事務の足腰となる3つの感覚もあわせてお読みいただければと思います。
実際にどう仕事が進んでいるかは、文章で読むより、その場で見るほうが分かることがあります。ToTeTuの見学では、パンフレットをもとにした説明のあと、事業所の中をご覧いただきます。質問が思いつかなくても問題ありません。
見学の進め方については、「見学で質問できないと印象が悪くなる?」札幌のA型事業所ToTeTuの、ハードルを下げた見学の進め方でお伝えしています。
見学の予約やお問い合わせは、電話(011-788-6567/平日10時〜17時)のほか、ホームページのフォームからも受け付けています。文章を整えてから送りたい方は、フォームをご利用ください。また、見学の予約までは気持ちがまだ行かないけれど電話で話だけでも聞いてみたい、という方も歓迎しています。お電話をお待ちしています。