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A型事業所は何年まで通える?札幌市の受給者証の有効期間と、期限の考え方

コラム

A型事業所は何年まで通える?札幌市の受給者証の有効期間と、期限の考え方

「A型事業所って、何年かしたら出されるんでしょうか」「2年で終わりだと聞いたのですが、本当ですか」。こうした疑問を抱えたまま、見学の申し込みをためらっている方がいます。

結論からお伝えします。就労継続支援A型に、「◯年まで」という利用期限は設けられていません。よく聞く2年という数字は、A型ではなく就労移行支援という別のサービスのものです。

ただし、受給者証には有効期間があり、期間が来たら更新の手続きをします。この2つが混ざって伝わっているために、「A型は2年で終わり」という情報が広まっている面があります。

この記事では、札幌市が公開している資料をもとに、A型事業所の利用期間について、期限・更新・年齢の3点からお伝えします。札幌市東区のA型事業所ToTeTuで働くことを検討している方が、先の見通しを立てられる状態になることを目指しています。

A型事業所に「◯年まで」という利用期限はない

まず、期限そのものについてお伝えします。この記事でいちばんお伝えしたいのが、この点です。

就労移行支援には期限があり、A型には設定されていない

札幌市が事業者向けに公開している「就労系サービスに関する手引き(Q&A集)」には、サービスごとの標準利用期間がまとめられています。標準利用期間とは、そのサービスを利用できる期間の目安として定められているものです。

この資料によると、就労移行支援の標準利用期間は2年です。一方、就労継続支援A型については、通常の利用に標準利用期間の設定がありません。同じ資料の注記にも、標準利用期間が設けられているのは就労移行支援であり、その理由は「サービス利用の長期化を避けるため」と書かれています。

つまりA型には、「何年まで」という上限がそもそも存在しません。(出典:札幌市「就労系サービスに関する手引き(Q&A集)」令和6年7月)

サービスの目的が違うから、期間の扱いも違う

なぜこの差があるのでしょうか。理由は、それぞれのサービスが何のための場所かという点にあります。

就労移行支援は、一般企業への就職を目指して準備をする場です。就職という出口が前提にあるため、そこへ向かう期間として2年が定められています。

これに対してA型事業所は、雇用契約を結んで働く場そのものです。札幌市東区のA型事業所・ToTeTuでも、利用される方と雇用契約を結びます。働く場である以上、「何年で卒業しなければならない」という期限を設ける前提がありません。

厚生労働省の資料でも、A型の対象者は「企業等に就労することが困難な者であって、雇用契約に基づき、継続的に就労することが可能な者」と示されています。継続して働くことが前提に置かれたサービスです。(出典:厚生労働省「障害福祉サービスについて」)

「A型事業所は原則2年」と書かれた情報を見かけたときの読み方

インターネット上には、A型事業所について「利用期間は原則2年」と書かれた記事があります。これは就労移行支援の数字が混ざったものと考えられます。

見分け方はシンプルです。その記事が「就労移行支援」と「就労継続支援A型」を分けて説明しているかどうかを確認してみてください。2つを分けずに「就労支援」とひとまとめにして書いている記事は、数字が混ざっている可能性があります。

制度の情報は、公的機関のページか、そこを出典として明示している記事を基準にすると確かめやすくなります。

A型と就労移行支援の違いそのものについては、A型事業所と就労移行支援の違いとは?自分に合った選び方を札幌・ToTeTuが解説で詳しくお伝えしています。

【札幌】A型事業所には利用期限がないのに更新手続きがあるのはなぜか

利用期限がないと聞いても、「でも受給者証には期限が書いてある」と感じる方がいるかもしれません。ここは別の話です。

札幌市では、A型の受給者証の有効期間は3年

受給者証には有効期間があります。札幌市の場合、就労継続支援A型を通常の形で利用するときの有効期間は3年です。

参考までに、同じ資料では就労移行支援の有効期間は1年、就労継続支援B型は1年(サービス利用開始時の年齢が50歳以上の場合は3年)と示されています。A型の3年は、就労系サービスのなかでは長めの区切りです。(出典:札幌市「就労系サービスに関する手引き(Q&A集)」令和6年7月)

有効期間は、「その期間しか使えない」という意味ではありません。「この区切りごとに、利用の状況を確認して更新します」という期間です。標準利用期間とは別のものだと考えると分かりやすくなります。

更新は、働き続けるための手続きです

有効期間の終わりが近づくと、更新の手続きに入ります。

札幌市の場合、支給決定の有効期間が終了する14日前までに、事業所が「支給決定の更新についての事業者意見書」を区役所へ提出します。手続きの中心を担うのは事業所です。

「更新されなかったらどうしよう」と考えると、期限そのものが怖く感じられます。ただ更新は、働き続けるために必要な事務手続きという位置づけです。合否を判定される試験ではありません。

手続きを一人で抱える必要はない

受給者証に関わる手続きには、事業所と区役所、そして相談支援事業者が関わります。

はじめてサービスを利用するときの流れは、区役所保健福祉課への申請、利用計画案の作成、区役所職員による調査、支給決定、受給者証の交付、事業所との契約という順です。札幌市は、サービスによっては支給決定まで2か月程度かかる場合があるとしています。(出典:札幌市「サービス利用の手続き」)

更新のときも同じで、案内は事業所から届きます。分からないことがあれば、その都度確認しながら進められます。

受給者証そのものについては、障害者手帳がなくてもA型事業所は使える?精神科受診中・診断待ちの方向けに札幌・ToTeTuが解説でも触れています。

A型事業所には年齢による区切りと、その例外がある

利用期間に上限はありませんが、年齢には区切りがあります。ここは期限とは別に確認しておきたいところです。

A型の対象は原則65歳未満

A型事業所の対象は、原則として65歳未満です。これはA型に限った話ではなく、障害福祉サービス全体に関わる決まりです。

65歳を過ぎても利用を続けられる場合がある

ただし、例外が定められています。

次の2つをどちらも満たす場合、65歳以降もA型の利用を続けられます。ひとつは、65歳に達する前日において就労継続支援A型の支給決定を受けていたこと。もうひとつは、65歳に達する前の5年間、継続して障害福祉サービスの支給決定を受けていたことです。(出典:札幌市「就労系サービスに関する手引き(Q&A集)」令和6年7月、厚生労働省「障害福祉サービスについて」)

言い換えると、65歳より前からA型で働いていた方が、65歳になった時点で一律に終わるわけではありません。

なお、この要件に当てはまるかどうかは個別の状況によって判断されます。ご自身のケースについては、お住まいの区の区役所保健福祉課に確認するのが確実です。

40代・50代から始めるときの見通し

40代や50代でA型事業所を検討し始めた方にとって、65歳という区切りは気になるところだと思います。

ただ、40代から始めれば20年前後、50代から始めても10年以上の期間があります。「今から始めても遅いのでは」という感覚と、実際に働ける期間の長さのあいだには、開きがあります。

年齢については、40代・50代からでもOK?——札幌のA型事業所・ToTeTuで年齢を気にせず働くということでもお伝えしています。

期限ではなく「いつまでA型事業所で働きたいか」から考える

期限がないということは、期間の使い方を自分で決められるということでもあります。

一般就労を目指す場合

A型で経験を積んで、一般企業への就職を目指す方がいます。

この場合、期限がないことは働き方に影響します。就労移行支援のように「2年以内に決めなければ」という時間の圧力がかからないため、体調と相談しながら進められます。就職活動の時期を自分で選べる状態だといえます。

ToTeTuでは、履歴書の作成や面接対策のサポートを行っています。詳しくはA型事業所から一般就労へ——札幌・ToTeTuの就職活動サポートについて解説をご覧ください。

A型で働き続けたい場合

一方で、A型で長く働くことを考えている方もいます。

A型は雇用契約に基づき、最低賃金が保障される働き方です。制度の側から「そろそろ次へ移ってください」と期限で押し出す仕組みにはなっていません。

一般就労を目指すのか、A型で働き続けるのか。どちらを選ぶかは、期限ではなく、ご自身の希望と体調をもとに決めていくものです。

札幌・ToTeTuで働くということ

ToTeTuは、札幌市東区にあるA型事業所です。地下鉄東豊線「東区役所前」駅から徒歩3分の場所にあります。

主力の業務は事務代行・記帳代行です。外部のクライアントから実際に依頼を受けた仕事を担当します。事務代行・記帳代行の業務では、はじめての方はペアで作業を進め、ダブルチェックのもとで仕事を進めます。このほか、動画制作・デザイン、EC販売やオークションへの出品、軽作業などの業務があります。

勤務は週5~6日、1日4.5時間が標準です。短時間から少しずつ増やしていく形ではなく、はじめから一定のリズムで働く形になります。長く働くことを考えるとき、この点は体調の見通しと合わせて確認しておきたいところです。

体調に波がある場合の休みの取り方については、「今日は無理かも」と思った朝、どうすればいい?札幌・就労継続支援A型ToTeTuの、休みの取り方と1日の過ごし方でお伝えしています。

期限を気にするより、まず札幌のA型事業所の見学から始めよう

この記事でお伝えしてきたことをまとめます。

就労継続支援A型に、「◯年まで」という利用期限はありません。2年という数字は就労移行支援のもので、A型には当てはまりません。

受給者証には有効期間があり、札幌市の場合、A型の通常の利用では3年です。有効期間が来たら更新の手続きをしますが、これは働き続けるための事務手続きであり、事業所が中心となって進めます。

年齢は原則65歳未満が対象です。ただし、65歳に達する前日にA型の支給決定を受けており、その前の5年間、継続して障害福祉サービスの支給決定を受けていた場合は、65歳以降も利用を続けられます。

制度についての情報は改定されることがあります。最新の内容は、札幌市の公式ページやお住まいの区の区役所保健福祉課でご確認ください。

期間について不安を抱えたまま情報を探し続けるより、一度見学して直接確認するほうが早いこともあります。たとえば札幌市東区のA型事業所・ToTeTuの見学は、パンフレットをもとにした説明と、事業所内をご覧いただく流れです。質問が思いつかなくても問題ありません。

ToTeTuへのお問い合わせは、電話(011-788-6567/平日10時〜17時)のほか、ホームページのフォームからも受け付けています。文章を整えてから送りたい方は、フォームをご利用ください。

事業所の選び方については、札幌のA型事業所はどう選べばいい?業務内容で比較するときの5つの視点もあわせてご覧ください。

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