A型事業所を使う前に「就労選択支援」は必要?——2026年9月時点の扱いと、2027年4月からの予定|札幌・ToTeTu | 札幌市 就労継続支援A型 ToTeTu IT Eコマース 事務作業特化 トップに
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A型事業所を使う前に「就労選択支援」は必要?——2026年9月時点の扱いと、2027年4月からの予定|札幌・ToTeTu

コラム

A型事業所を使う前に「就労選択支援」は必要?——2026年9月時点の扱いと、2027年4月からの予定|札幌・ToTeTu

2026年9月時点の情報です。

結論を3行で

1. 2026年9月時点では、A型事業所を利用するのに就労選択支援を使う必要はありません。

2. 厚生労働省の通知には、令和9年(2027年)4月以降、新たにA型を利用する場合も就労選択支援の評価を受けた方を対象とする「予定」と書かれています。

3. 札幌のA型事業所・ToTeTuの見学・体験は、この制度とは関係なく、これまでどおり受けられます。

「A型事業所を調べていたら、就労選択支援という聞いたことのない名前が出てきた」

「制度が変わると聞いたけれど、今から動いて大丈夫なのだろうか」

2025年10月に、就労選択支援という障害福祉サービスが始まりました。名前だけを見ると、A型事業所を使うのに何か新しい手続きが増えたように感じるかもしれません。

この記事では、A型事業所の利用と就労選択支援の関係について、2026年9月時点で分かっていることを、厚生労働省の通知をもとにお伝えします。あわせて、札幌で就労選択支援を使うとしたらどうなるのか、札幌市東区のA型事業所・ToTeTuで働くことを考えている方は今どう動けばいいのかもお伝えします。

A型事業所を使うのに、就労選択支援は必要ですか

先に結論をお伝えします。

2026年9月時点では、必須ではありません

厚生労働省の通知に、次の一文があります。

「当面の間は、就労継続支援A型の利用に当たって就労選択支援を利用することは必須ではない」(出典:厚生労働省「就労移行支援事業、就労継続支援事業(A型、B型)における留意事項について」令和7年3月31日)

今からA型事業所の見学や利用の手続きを進める場合、就労選択支援を先に使わなければならないということはありません。

就労継続支援B型は、2025年10月から先に評価を受ける形になっています

一方で、B型は扱いが違います。令和7年(2025年)10月から、新たにB型を利用する方は、原則として就労選択支援事業所による評価(アセスメント)を受けた方が対象とされています。

「A型とB型で扱いが違う」という点が、この制度を分かりにくくしています。B型を検討していた方が同じ順番でA型のことを考えると、話が食い違うことがあります。

A型の場合は、令和9年(2027年)4月以降の「予定」とされています

A型についての記述は、次のとおりです。

「令和9年4月以降は、新たに就労継続支援A型を利用する場合や標準利用期間を超えて就労移行支援を利用する場合についても、就労選択支援事業所によるアセスメントが行われている者を対象とする予定」(出典:厚生労働省「就労選択支援の実施について」令和7年9月30日改正)

ここで大事なのは、文末が「予定」となっている点です。決まった手続きとして告知されている段階ではありません。北海道の案内でも、A型の新規利用は「令和9年4月から原則『就労選択支援』を利用」と説明されています。

予定は変わることがあります。最新は区役所で確かめられます

制度の予定は、国の検討の中で変わることがあります。この記事も2026年9月時点の情報です。

実際に手続きを進める段階では、お住まいの区の保健福祉課や、相談支援専門員に確認するのが確実です。A型事業所を利用するまでの手続き全体については、札幌でA型事業所を利用するまで——受給者証はいつ申請する?必要な書類と順番でお伝えしています。

就労選択支援とは、働き方を選ぶための短期間のサービスです

ここからは、就労選択支援がどんなサービスなのかをお伝えします。

2025年10月に始まった、新しい障害福祉サービスです

就労選択支援は、令和7年(2025年)10月1日に始まった障害福祉サービスです。A型・B型・就労移行支援と並ぶサービスの一つで、働く場所そのものではありません。どのサービスが自分に合うかを、本人が選ぶための時間として置かれたものです。

A型と就労移行支援の違いについては、A型事業所と就労移行支援の違いとは?自分に合った選び方を札幌・ToTeTuが解説でお伝えしています。

短い期間の作業を通して、適性や希望を確かめます

厚生労働省の通知では、支援の中身が次のように説明されています。

「短期間の生産活動等を通じて、就労に関する適性、知識及び能力の評価、就労に関する意向等の整理(アセスメント)を実施」(出典:厚生労働省「就労選択支援の実施について」令和7年9月30日改正)

実施マニュアルでは、作業の例として「模擬作業、入力系作業、現業系作業等」が挙げられています。実際に手を動かしてみて、自分に合う働き方を確かめる時間だと考えると分かりやすくなります。

本人と関係機関が集まる会議で、結果をまとめます

作業のあとには、「利用者及び関係機関の担当者等を招集して多機関によるケース会議を開催」すると書かれています。本人が同席する会議で、結果をまとめる形です。

まとめた結果は相談支援専門員に書面で伝えられ、その後の事業所選びに使われます。

期間の標準は1か月のイメージです

実施マニュアルには「就労選択支援サービスの流れ(標準1か月イメージ)」として、1週目から4週目までの進み方が示されています。

長期間通うサービスではありません。ただし、利用するには支給決定の手続きが必要になるため、申し込みから終わりまでには、その分の時間がかかります。

決めるのは、ご本人です

「評価」という言葉から、審査や選別のような場面を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。通知には次のように書かれています。

「利用者本人が就労先・働き方を選択・決定することを支援する」「本人との協同を通じて本人の意思決定支援に努めること」(出典:厚生労働省「就労選択支援の実施について」令和7年9月30日改正)

実施マニュアルにも「本人の希望が尊重されること」と明記されています。合否を決められる場ではありません。

札幌で就労選択支援を使うとしたらどうなりますか?

次に、札幌で実際に使う場合の話です。

札幌市内の事業所は13か所です

厚生労働省が公表している指定状況によると、就労選択支援の事業所数は、令和8年(2026年)6月末日現在で全国965か所です。このうち北海道が20か所、札幌市が13か所となっています(出典:厚生労働省「就労選択支援事業所数(令和8年6月末日現在)」)。

A型事業所が札幌市内に100か所以上あることと比べると、就労選択支援の事業所はまだ少ない状況です。

手続きの入口は区役所です

就労選択支援も障害福祉サービスの一つなので、利用するには区役所での支給決定の手続きが必要です。窓口の場所や必要な書類の考え方は、A型事業所を利用するときと同じ流れになります。

手続きの全体像については、札幌でA型事業所を利用するまで——受給者証はいつ申請する?必要な書類と順番をご覧ください。

利用者負担の考え方

障害福祉サービスの利用者負担は、世帯の状況に応じて負担上限月額が決まる仕組みです。就労選択支援も同じ仕組みの中にあります。

ご自身の場合にいくらになるかは、札幌市の案内で仕組みを確かめたうえで、区役所で確認してください(出典:札幌市「費用負担の仕組み」)。

札幌市の利用者向けの案内は、まだ見当たりません

2026年9月時点では、札幌市のサイトに、就労選択支援を使う方に向けた案内のページは見当たりませんでした。掲載されているのは、事業者向けの指定に関するページです。

そのため、札幌市での具体的な運用を知りたい場合は、区役所の保健福祉課か、相談支援専門員に直接確認するのが確実です。

これからA型事業所を考えている方は、どう動けばいいか

制度の話が続いたので、最後に、今できることをお伝えします。

ToTeTuの見学・体験は、これまでどおり受けられます

就労選択支援を使う予定がある方も、まだ何も決めていない方も、ToTeTuの見学・体験はこれまでどおりお受けしています。この制度によって、見学の受け方が変わることはありません。

ToTeTuでは、受給者証を取得していない段階での見学・体験もお受けしています。

今できることは、時期によって変わることはありません

令和9年4月より前に利用を始める場合も、それ以降になる場合も、今できることは同じです。事業所を見て、仕事の中身と雰囲気が自分に合うかを確かめることです。

就労選択支援を使うことになった場合でも、その中で「どの事業所を選ぶか」を考えることになります。先に見学しておいた事業所があれば、その判断の材料になります。

迷ったときは、見学を先に済ませておく方法があります

制度の見通しがはっきりしないうちは動きにくい、と感じる方もいらっしゃると思います。その場合でも、見学だけ先に済ませておく方法があります。

見学は利用を決める行為ではありません。詳しくは、A型事業所の見学は自分で申し込んでもいい?——支援員に相談する前に動きたい方へでお伝えしています。

就労選択支援についてのよくある質問

Q1. 就労選択支援を受けると、A型事業所に行けなくなることはありますか?

通知には「利用者本人が就労先・働き方を選択・決定することを支援する」と書かれています。行き先を決められる場ではなく、本人が選ぶための時間として位置づけられています。

Q2. すでにA型事業所を利用している場合はどうなりますか?

就労選択支援の対象には「現に就労移行支援又は就労継続支援を利用している者」も含まれます。今の利用を続ける場合や、支給決定を更新する場合の扱いは、区役所または相談支援専門員にご確認ください。B型からA型へ移る場合の流れは、B型からA型へ移りたいと思ったら——札幌で確認しておきたいことと、移るまでの流れでお伝えしています。

Q3. 就労選択支援は、どこで受けられますか?

札幌市内の事業所は13か所です(令和8年6月末日現在)。どの事業所で受けられるかは、区役所または相談支援専門員にご確認ください。

Q4. ToTeTuの見学の前に、就労選択支援は必要ですか?

必要ありません。ToTeTuの見学・体験は、これまでどおりお受けしています。

Q5. ToTeTuで就労選択支援を受けられますか?

ToTeTuは、就労選択支援の指定を受けていません。就労選択支援を使う場合は、区役所または相談支援専門員にご相談ください。

就労選択支援はまだ「予定」の段階。札幌のA型事業所・ToTeTuの見学は今までどおりです

2026年9月時点では、A型事業所を利用するのに就労選択支援は必須ではありません。厚生労働省の通知では、令和9年(2027年)4月以降の扱いが「予定」として示されている段階です。

就労選択支援は、短い期間の作業を通して働き方を選ぶためのサービスです。標準は1か月のイメージで、決めるのは本人だと通知に明記されています。札幌市内の事業所は13か所で、手続きの入口は区役所です。

制度の見通しを待たなくても、今できることは変わりません。ToTeTuの見学・体験はこれまでどおりお受けしています。就労支援の制度全体を先に知っておきたい方は、「札幌で就労支援を考えるとき、まず何から調べればいい?」——制度の全体像と不安への向き合い方もあわせてご覧ください。

ToTeTuの見学のお申し込みは、電話(011-788-6567、平日10〜17時)またはお問い合わせフォームから受け付けています。「まだ何も決まっていない」段階のご連絡でも構いません。

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