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結論を3行で
1. A型事業所に通うことを周りの人に伝えるかどうかも、どこまで伝えるかも、ご自身で決めて構いません。
2. A型事業所は雇用契約を結んで働く場所です。「働いている」と伝えるだけでも、事実として正確です。
3. 札幌のA型事業所・ToTeTuの場合、ご家族への日常的な連絡は行っていません。緊急連絡先として登録された方に、必要が生じたときにご連絡します。
「A型事業所に通うことを親には話せたけれど、友達にどう言えばいいのか分からない」
「『今、仕事何してるの?』と聞かれるたびに、言葉に詰まってしまう」
A型事業所に通うことを考え始めると、制度のことや手続きのことと並んで、A型事業所に通うこと自体を周りの人にどう伝えるかが気になってくる方もいらっしゃると思います。事業所選びよりも、こちらのほうが気が重いという方もいるかもしれません。
この記事では、A型事業所に通うことを家族や友人にどう伝えるかについて、伝える範囲の決め方と、相手別の言い方の一例についてお伝えします。あわせて、札幌市東区のA型事業所・ToTeTuに通った場合、A型事業所に通っていることが周りにどこまで伝わるのかもお伝えします。
A型事業所に通うことを、周りの人にどこまで伝えるかは自分で決めて構いません

先に結論をお伝えすると、A型事業所に通うことを周りの人に伝えるかどうかも、どこまで伝えるかも、ご自身で決めて構いません。
全部話す必要も、隠し通す必要もありません
A型事業所に通うことを周りに伝えるとなると、「病気や障害のことから順番に説明しなければいけない」と考えてしまうかもしれません。ですが、働き方の話をするのに、体調や診断のことまで話す必要はありません。
反対に、A型事業所に通うことを完全に隠し通さなければと身構える必要もありません。周りの人に伝える範囲は、その間のどこかで自分で決めることができます。
相手によって、伝える量を変えて構いません
同居しているご家族と、年に一度会う親戚と、学生時代の友人とでは、必要な情報の量が違います。全員に同じ説明をしようとすると、話がまとまらなくなります。
相手ごとに伝える量を変えるのは、隠していることにはなりません。仕事の話をどこまでするかは、働いている人が自分で決めていることです。
「今は言わない」と決めても、後から変えられます
A型事業所に通うことは今は話さないでおく、という選び方もあります。A型事業所に通い始めて生活が落ち着いてから話す、という順番でも構いません。
これらのことは、先に決めておかなければならないことではありません。仕事について周りにいつ伝えるかを決めないまま先にA型事業所の見学に行くこともできます。
説明の土台——A型事業所は、雇用契約を結んで働く場所です

周りの人に何をどう言うかを考える前に、伝える中身についてお伝えします。
「働いている」と伝えるだけでも、事実として正確です
A型事業所は、事業所と本人が雇用契約を結び、最低賃金以上の時給で働く場所です。就労継続支援A型という福祉サービスの枠組みの中にありますが、働く場所であることに変わりはありません。
ですから、「働いている」「仕事をしている」と伝えるだけでも、事実として正確です。言葉を足りなくしているわけではありません。
仕事の中身で説明する方法もあります
もう少し具体的に伝えたいときは、仕事の中身で説明する方法があります。
たとえば札幌のA型事業所・ToTeTuの事業所内の仕事は、企業から受注した事務代行・記帳代行、映像制作・デザイン、EC販売です。「事務の仕事をしている」「動画編集をしている」「ネットショップの出品や発送をしている」という言い方は、どれも実際の業務そのままです。仕事の中身については、A型事業所の「実案件」って何?札幌・ToTeTuの業務の実際について解説でお伝えしています。
制度の名前から説明すると、かえって伝わりにくいことがあります
「就労継続支援A型」という名前から話し始めると、相手が制度を知らない場合、そこから説明することになります。話が長くなり、肝心の「働き始める」という部分が伝わりにくくなることがあります。
制度の説明が必要になったときのために、札幌市のページを用意しておく方法もあります。この記事の後半でお伝えします。就労支援の制度そのものについては、「札幌で就労支援を考えるとき、まず何から調べればいい?」——制度の全体像と不安への向き合い方でまとめています。
相手別に考える、A型事業所に通うことの伝え方

ここからは、相手別に伝え方を考えます。どれも一つの言い方であって、正解ではありません。ご自身の言葉に置き換えてお使いください。
同居しているご家族には、生活に関わる部分だけでも
同居している場合、通い始めると生活の時間が変わります。家を出る時間、帰る時間、通う日数。この部分だけでも共有しておくと、お互いの生活が回りやすくなります。
「平日の午前から午後まで、事務の仕事に通うことにした」という伝え方であれば、制度の説明をしなくても生活の見通しは共有できます。
離れて暮らすご家族や親戚には、「働き始めた」から
離れて暮らしている相手には、「働き始めた」という一言から始める方法があります。聞かれたら、仕事の中身を足していきます。
相手が制度のことを知りたがった場合に、そこで初めて「就労継続支援A型という制度を使っている」と足しても遅くはありません。順番を自分で決められるという点で、この方法は負担が少なくなります。
友人や元同僚には、仕事の中身で
友人や元同僚との会話では、「今どこで働いているか」を聞かれる場面があります。ここで制度の名前を出すと、話の流れが説明に向かってしまいます。
「事務の仕事をしている」「札幌の会社で事務代行の仕事をしている」といった、仕事の中身で答える言い方があります。より詳しく聞かれたときに、どこまで話すかを前もって決めておけば焦らず落ち着いて説明することができます。
言葉に詰まるときの、短い言い方
その場で言葉が出てこないときのために、短い一言を用意しておく方法もあります。
「体調に合わせて働ける職場に移った」「福祉のサービスを使って働いている」。どちらも事実で、それ以上聞かれなければそこで終わります。事前に一つ決めておくと、聞かれたときに慌てずに済みます。
A型事業所に通っていることは、どこまで周りに伝わるのか

「A型事業所に通っていることを自分から言わなくても、事業所から家族に伝わるのではないか」という心配をお持ちの方もいらっしゃると思います。ToTeTuの場合をお伝えします。
ToTeTuからご家族への日常的な連絡はありません
ToTeTuでは、日常的な状況報告や定期的な連絡をご家族に行うことはしていません。ご連絡するのは、体調不良時など必要が生じた場合に、緊急連絡先として登録された方に対してです。
これは、ご本人の自立とプライバシーを尊重する方針によるものです。ただし、緊急連絡先として登録された方には、必要が生じたときに連絡がいきます。また、同居している場合は、通う時間帯などから生活の中で伝わることもあります。
遅刻・早退・有給休暇・通院日の調整は、ご本人と職員のやり取りです
ToTeTuでは、勤怠管理を一般企業と同じ仕組みで運用しています。遅刻や早退の連絡、有給休暇の取得、通院日の調整は、ご本人が職員とやり取りをして決めます。
ご家族が代わりに連絡することはありません。働く人として、ご自身で職員とやり取りする形になります。
主治医や相談支援専門員との連携は、ご本人の同意のもとで行います
体調や状況に応じて、主治医や相談支援専門員との連携が必要になる場面があります。これはご本人の同意のもと、適切な範囲で行われるものです。
ご家族が事業所に本人の状況を確認する仕組みではなく、専門職どうしの連携でご本人を支える形をとっています。
事業所の中でも、他の利用者に障害について説明する場面はありません
事業所の中で、他の利用者に自分のことを説明しなければならないのでは、と心配される方もいらっしゃると思います。
ToTeTuの初日には新メンバーの紹介の場面がありますが、話すのは主に職員です。ご本人に言っていただくのはお名前だけで、志望動機や自分の障害について説明する場面ではありません。初日の流れは、A型事業所の初日は何をする?——札幌・ToTeTuの契約当日の流れと、最初の1週間でお伝えしています。
A型事業所に通うことについてご家族に理解してもらえないときにできること

A型事業所に通うことを伝えたうえで、ご家族が納得しないこともあります。その場合にできることをお伝えします。
家族向けに書いた記事を読んでもらう
自分の言葉で説明しきれないときは、書かれたものを渡す方法があります。ToTeTuでは、ご家族に向けた記事も用意しています。
→ 大切な人にA型事業所を勧めるか迷っている方へ。札幌ToTeTuがご家族にお伝えする「判断のための4つの視点」
札幌市のページで制度を確かめてもらう
事業所が書いたものでは足りないと感じられる場合は、公的なページを見てもらう方法があります。札幌市のサイトに、障害福祉サービスの一覧と説明が掲載されています(出典:札幌市「障害福祉サービス等の概要」)。
ご家族と一緒に見学に行く
説明の言葉を重ねるより、実際の場所を見てもらうほうが早いこともあります。ToTeTuでは、ご家族や支援者と同行しての見学もお受けしています。
見学では、事業所の雰囲気、利用者が作業している様子、職員の対応、立地や通いやすさを見ていただけます。見学の進め方は、A型事業所の見学は自分で申し込んでもいい?——支援員に相談する前に動きたい方へでお伝えしています。
決めるのは、ご本人です
ご家族の理解があるほうが進めやすいのは確かです。ただ、働くかどうかを決めるのはご本人です。
ToTeTuがご家族にお伝えしているのも、「決断はご本人に」という考え方です。ご家族の理解を待っている間に見学だけ済ませておく、という進め方もできます。
A型事業所に通うことの伝え方について、よくある質問
Q1. 「作業所」という言い方に抵抗があります。
呼び方に決まりはありません。「A型事業所」でも「就労継続支援A型」でも、「事務の仕事をしている」でも構いません。ご自身が口に出しやすい言い方をお選びください。
Q2. 家族に話さないまま、A型事業所の見学に行けますか?
ToTeTuの見学には、一人で来る方が最も多くいらっしゃいます。ご家族の同行は必須ではありません。利用開始に必要な受給者証の手続きについては、札幌でA型事業所を利用するまで——受給者証はいつ申請する?必要な書類と順番でお伝えしています。
Q3. ToTeTuからご家族に連絡がいくことはありますか?
日常的な状況報告や定期的な連絡は行っていません。体調不良時など必要が生じた場合に、緊急連絡先として登録された方にご連絡します。
Q4. 履歴書や職歴には、A型事業所のことをどう書きますか?
A型事業所での経験は、職歴として書けます。書き方については、A型事業所で「履歴書に書ける実務経験」を積むという考え方——札幌・ToTeTuの実案件業務でお伝えしています。
伝える範囲は自分で決めていい。札幌のA型事業所・ToTeTuの見学は一人でも来られます

A型事業所に通うことを、誰に、どこまで伝えるかは、ご自身で決めて構いません。全部話す必要も、隠し通す必要もありません。
A型事業所は雇用契約を結んで働く場所です。「働いている」「事務の仕事をしている」と伝えるだけでも、事実として正確です。相手によって伝える量を変えても構いませんし、今は言わないと決めても、後から変えられます。
ToTeTuからご家族への日常的な連絡は行っていません。勤怠や通院日の調整も、ご本人と職員のやり取りです。ご家族へ伝える範囲をご自身が決めて、それをご自身が調整しつつ通うことができます。
ToTeTuでは、いつでも見学の申し込みを受付中です。見学のお申し込みは、電話(011-788-6567、平日10〜17時)またはお問い合わせフォームから受け付けています。お一人での見学も、ご家族と一緒の見学も、どちらもお受けしています。また、「まだ見学という段階ではないけれど電話で話だけでも聞いてみたい」というお問い合わせも歓迎しています。