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やりたいことが決まっていないまま、A型事業所を探してもいい?——札幌・ToTeTuの見学と体験で確かめられること

コラム

やりたいことが決まっていないまま、A型事業所を探してもいい?——札幌・ToTeTuの見学と体験で確かめられること

2026年9月時点の情報です。

結論を3行で

1. やりたい仕事が決まっていなくても、A型事業所を探し始めて構いません。

2. 札幌のA型事業所・ToTeTuが見学・体験で確認しているのは「通えるか」「雰囲気が合うか」「4.5時間働く体力があるか」で、やりたい仕事が決まっているかどうかではありません。

3. 決まっていない方は、見学で「気になった作業」と「避けたいと感じた作業」の両方を持ち帰ると、次に進みやすくなります。

「働きたい気持ちはある。でも『何をしたいですか』と聞かれたら、答えられない」

「やりたいことも決まっていないのに見学に行ったら、迷惑じゃないだろうか」

A型事業所を調べ始めると、事業所ごとに仕事の内容が大きく違うことが分かってきます。選択肢がはっきりしてくるほど、「自分は何がしたいのか」が決まっていないことに気づいて、手が止まってしまう方もいるのではないでしょうか。

この記事では、やりたい仕事が決まっていないままA型事業所を探し始めていい理由と、決まっていない方のための見学の仕方をお伝えします。あわせて、札幌市東区のA型事業所・ToTeTuで触れられる仕事と、未経験からの始め方もご紹介します。

やりたいことが決まっていなくても、A型事業所は探し始めて構いません

やりたい仕事が決まっていることは、A型事業所を探し始めるための条件ではありません。

A型事業所の見学は「決める場」ではなく「材料を集める場」です

A型事業所の見学は、利用を決める場ではありません。どんな仕事をしているのか、どんな雰囲気なのかを知るための、材料集めの場です。

札幌のA型事業所・ToTeTuの場合、見学のあと体験に進むのは約半数で、残りの方は見学だけで終わっています。「もう少し考えたい」「他の事業所も見てから決めたい」と思うのなら、その場で利用を決める必要はありません。

やりたいことが決まっていない方にとっては、見学そのものが「何をしたいか」を考える材料になります。決めてから見学に行くのではなく、見学してから考える順番でも構いません。

札幌のA型事業所・ToTeTuが見学・体験で確認していることとは?

ToTeTuが見学・体験を通じて確認しているのは、「今、ある程度安定して通えそうか」「事業所の雰囲気が合いそうか」という、今の状態の部分です。

体験のときにToTeTuから「確認してみてください」とお伝えしているのも、次の3点です。自宅から通えるか。事業所の雰囲気が自分に合うか。4.5時間働く体力が今の自分にあるか。

この中に、「やりたい仕事が決まっているか」は入っていません。体験は、この3点をご自身で確かめていただく場です。

見学では、職員から体調や通院の頻度などについて質問があります

ToTeTuの見学は、おおむね30分です。まず職員がパンフレットをもとに事業所の説明をし、その後、職員から体調や通院の頻度などについて質問があります。

見学に来た方は、説明を聞き、聞かれたことに答えていく流れです。自分から話題を切り出す必要はありません。見学の最初には、職員から「質問がなくても大丈夫ですよ」とお伝えしています。

やりたいことが分からないのは、まだ仕事に触れていないからかもしれません

「やりたいことが分からない」と感じると、自分に何かが足りないように思えてしまうかもしれません。しかし、やりたいことが決まらない理由というのは、気持ちや意欲だけの問題ではありません。

やったことのない仕事を、好きか嫌いかで決めるのは難しいものです

たとえば「動画編集」「記帳代行」「EC販売」と仕事の名前を並べられても、1日の中で実際に何をするのかは、名前だけでは分かりにくいものです。

画面の前でどんな作業が続くのか。一人で進めるのか、誰かと確認しながら進めるのか。静かに座っている時間が長いのか、手や体を動かす時間が長いのか。こうした中身が分からないまま「やりたいか」を決めようとしても、判断の手がかりが足りません。

やりたいことが分からないのは、手がかりがまだ手元にないだけかもしれません。実際の作業を見ることで、手がかりは増えていきます。

「これは避けたい」から考えても構いません

やりたいことが思い浮かばなくても、「これは避けたい」という条件なら分かる、ということがあります。

「電話対応が続く仕事はつらい」「人前で話す場面が多いのは避けたい」「立ったままの作業は体力的に不安」。こうした条件も、仕事を選ぶうえでの立派な手がかりです。

苦手なことがあるのは、特別なことではありません。避けたい条件がいくつか分かれば、候補を絞り込むことができます。やりたいことを一つに決めるより、避けたいことを外していくほうが考えやすい場合もあります。

続けやすい環境の条件は、別の記事で詳しくお伝えしています

仕事の中身と同じくらい、「続けやすい環境かどうか」も大切な観点です。指示が文字で残るか、体調の波があっても休みの連絡がしやすいか、といった条件については、次の記事で詳しくお伝えしています。

ADHD・ASDの方が「続けられる仕事」の特徴とは?A型事業所でできること——札幌・ToTeTuの現場から

「発達障害で仕事が続かない」と感じたら?続けられる環境の探し方と、札幌のA型事業所・ToTeTuという職場

やりたいことが決まっていない方のための、A型事業所の見学の仕方

ここからは、やりたいことが決まっていない方が見学の際にどのように行動すれば良いかをお伝えします。見るポイントは、それほど多くありません。

作業している様子を見て、「気になる作業」を探してみる

ToTeTuでは、見学のときに、利用者が実際に業務に取り組んでいる様子を見ていただけます。

そのときに意識していただきたいのは、「見ていて気になるかどうか」です。見ていて興味の湧く作業や、少しでも気になった作業は、自分に合う仕事の手がかりになります。反対に、見ているだけで疲れを感じた作業も、大事な情報です。

気になった作業と、避けたいと感じた作業を、両方メモしておく

見学から帰ったら、気になった作業と、避けたいと感じた作業を、両方メモしておくことをおすすめします。一言ずつでも構いません。

このメモは、次に動くときの材料になります。体験に進む場合は、体験の中身を相談するときの手がかりとして使えます。相談支援専門員やハローワークの担当者と話すときにも、「この作業は気になった」「これは避けたいと感じた」と具体的に伝えられます。

質問が思いつかなければ、聞かなくても大丈夫です

見学で何を質問すればいいか分からなくても、問題ありません。ToTeTuの見学は、質問の数や内容で見学に来た方を評価する場ではありません。

もし一つだけ聞けそうなら、「業務が合わなかったら、どうなりますか」と聞いてみてください。やりたいことが決まっていない方にとって、入ってから調整できるかどうかは、判断に直結する情報です。

見学の進め方については、「見学で質問できないと印象が悪くなる?」札幌のA型事業所ToTeTuの、ハードルを下げた見学の進め方で詳しくお伝えしています。

札幌のA型事業所・ToTeTuで触れられる仕事

ここでは、ToTeTuで実際にどんな仕事に触れられるのか、未経験からどう始まるのかをお伝えします。

事業所内の仕事は、事務代行・記帳代行、映像制作・デザイン、EC販売です

ToTeTuでは、外部の企業から受注した実際の業務を、日々の仕事として行っています。事業所の中で行う仕事は、次の3種類です。

事務代行・記帳代行は、企業から委託された事務の仕事で、業務の指示はチャットツールで届きます。映像制作・デザインは、Premiere ProやPhotoshopなどを使った動画編集やデザイン制作です。EC販売は、商品の撮影・出品から梱包・発送までの流れを担当します。

それぞれの仕事の中身は、A型事業所の「実案件」って何?札幌・ToTeTuの業務の実際について解説で詳しくお伝えしています。

飲食の作業は、希望した方だけが担当します

これとは別に、事業所の外にある店舗で働く形もあります。ToTeTuでは、セレスタ札幌1階にある赤坂麻辣湯 札幌店で、飲食の作業に取り組んでいます。制度上は施設外就労と呼ばれる働き方です。

飲食の作業を担当するのは、希望した方だけです。事務代行を希望して入られた方が、飲食に回されることはありません。詳しくはA型事業所で飲食の仕事もできる?——札幌・ToTeTuの施設外就労という働き方をご覧ください。

未経験の方は、データ入力や事務補助から始められます

「どの仕事も経験がない」という方もいらっしゃると思います。ToTeTuでは、最初からすべての業務を担当するわけではありません。データ入力や事務補助といった、取り組みやすい業務から始める形がとれます。

また、入所してすぐに実際の案件を任されることはありません。初日は研修メニューから始まり、研修の期間はおおむね2か月程度が目安です。研修は、マニュアルを見ながら進めます。初日の流れは、A型事業所の初日は何をする?——札幌・ToTeTuの契約当日の流れと、最初の1週間でお伝えしています。

事務代行・記帳代行の業務では、初めての方はペアで作業を進めます。進め方は一人で抱えなくていい仕事の進め方——札幌のA型事業所・ToTeTuの事務代行がペアで進む理由で詳しくお伝えしています。

体験の中身は、事前に職員と相談して決めます

ToTeTuの体験は4.5時間の枠で行います。内訳は、実際の作業が約4時間、面談が約30分です。

体験の前には、職員から「どんな作業をやってみたいか」をお聞きし、希望に合わせて体験の中身を組みます。いきなり知らない作業を任されることはありません。

見学のあとに書いたメモは、この相談のときの手がかりとして使えます。

入ってからも、担当業務は調整できる場合があります

ToTeTuでは、個別支援計画に基づいて、一人ひとりの特性や得意なこと、体調に合わせて業務の組み合わせを調整できます。たとえば「事務代行から始めて、デザインも少しずつ試してみる」といった形で、業務の幅を広げていくことも可能です。

実際にやってみて合わなかった場合も、個別支援計画の見直しを通じて、担当業務を調整できる場合があります。「合わなかった」という判断は、ご本人とスタッフが一緒に行います。

最初に選んだ仕事を、ずっと続けなければならないわけではありません。入ってからも考え続けられることは、やりたいことが決まっていない方にとって、一つの安心材料になると思います。

先に「自分に合う仕事」をじっくり調べたい場合の選択肢

ここまで、やりたいことが決まっていなくてもA型事業所を探し始めていい、とお伝えしてきました。一方で、「働き始める前に、自分に合う仕事をじっくり考えたい」という方もいらっしゃると思います。その場合の選択肢もお伝えしておきます。

就労移行支援で、就職の準備をしながら考える方法

就労移行支援は、一般企業などへの就職を目指して、準備を進めながら通うサービスです。A型事業所とは、雇用契約を結ぶかどうかなどが異なります。

2つの違いについては、A型事業所と就労移行支援の違いとは?自分に合った選び方を札幌・ToTeTuが解説で詳しくお伝えしています。

地域障害者職業センターで相談する方法

地域障害者職業センターでは、仕事についての希望や悩みを聞いたうえで、どんな仕事をしたいのか、どんな仕事が向いているかを、相談しながら一緒に考える支援を行っています。いろいろな作業を通して、自分のやりやすい作業の進め方を身に付ける支援もあります(出典:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構「地域障害者職業センター」)。

利用の方法は、センターに問い合わせて確認してください。

迷ったら、見学だけ先に済ませておく方法もあります

どこから始めるか迷ったときは、A型事業所の見学だけ先に済ませておく方法もあります。見学は、利用を決める行為ではありません。

A型事業所を見学したあとに支援機関へ相談すると、「この事業所のこの作業が気になった」という具体的な材料を持って話ができます。見学を先にすることについては、A型事業所の見学は自分で申し込んでもいい?——支援員に相談する前に動きたい方へでもお伝えしています。

やりたいことが決まっていない方からの、よくある質問

Q1. やりたいことが決まっていないと、見学を断られますか?

ToTeTuが見学・体験を通じて確認しているのは、通えるか、雰囲気が合うか、4.5時間働く体力があるか、という今の状態の部分です。やりたい仕事が決まっているかどうかは、この中に入っていません。電話で申し込む場合も、「見学をしたい」とお伝えいただければ、日程の調整に進みます。

Q2. 入ってから、やりたいことが変わったらどうなりますか?

ToTeTuでは、個別支援計画の見直しを通じて、担当業務を調整できる場合があります。合っているかどうかの判断は、ご本人とスタッフが一緒に行います。

Q3. パソコンをあまり使ったことがありません。

ToTeTuでは、データ入力や事務補助といった取り組みやすい業務から始める形がとれます。初日は研修メニューから始まり、マニュアルを見ながら進めます。パソコンを使う仕事については、札幌でパソコンを使って働けるA型事業所を探している方へ——ToTeTuの業務内容と確認ポイントで詳しくお伝えしています。

やりたいことが決まっていなくても大丈夫。札幌のA型事業所・ToTeTuの見学においでください

やりたい仕事が決まっていなくても、A型事業所を探し始めて構いません。ToTeTuが見学・体験で確認しているのは、通えるか、雰囲気が合うか、4.5時間働く体力があるかの3点です。

やりたいことが分からないときは、「これは避けたい」から考える方法もあります。見学で気になった作業と避けたいと感じた作業を両方メモしておくと、次に動くときの材料になります。ToTeTuでは、未経験の方はデータ入力や事務補助から始められ、入ってからも担当業務を調整できる場合があります。

方向が少し見えてきたら、札幌のA型事業所はどう選べばいい?業務内容で比較するときの5つの視点で、業務内容を比べるときの観点をお伝えしています。

ToTeTuの見学のお申し込みは、電話(011-788-6567、平日10〜17時)またはお問い合わせフォームから受け付けています。「まだ何も決まっていない」段階のご連絡でも構いません。見学のお申し込みやお問い合わせをお待ちしています。

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